取得したリモコン信号の送信

解説

赤外線LEDを使用すると、取得したリモコン信号を送信して、学習リモコンを作ることができます。

リモコンの信号は、赤外線の点灯時間と消灯時間の長さの組み合わせになっています。

リモコンの信号の取得」で取得した赤外線の点灯時間と消灯時間の長さの組み合わせで、赤外線LEDを点灯、消灯させるプログラムを作成します。(取得した時間の最初の時間は、最初の信号が来るまでの時間であり、信号としてしては意味がないので、使いません)

ここで、赤外線LEDは、赤外線リモコンの発光周波数である38kHzのパルス波で点灯するようにします。

使用した赤外線LEDは、順電圧100[mA]、順電圧1.35[V]なので、抵抗として、
抵抗値 = 電圧 / 電流 = ( 5.0 - 1.35 ) / ( 100 * 10 ^ -3 ) = 36.5 [Ω]
36.5Ωよりも少し大きい抵抗として、47Ω抵抗を使用します。

作成したプログラムは、ボタンを押すと、取得したリモコン信号を送信します。

部品表

部品名 数量 商品名 参考価格
赤外線LED 1 高輝度赤外線LED OSI5FU5111C-40 5個100円
47Ω抵抗 1 カーボン抵抗(炭素皮膜抵抗) 1/6W 47Ω 100本100円
プッシュスイッチ 1 タクトスイッチ 1個10円
10kΩ抵抗 1 カーボン抵抗(炭素皮膜抵抗) 1/6W 10kΩ 100本100円
Arduinoボード 1 Arduino Uno 2,780円
ブレッドボード 1 EIC-801 250円
ジャンパーワイヤ 適量 ジャンパーコード(オス-オス)セット 100mm49個
150mm8個
200mm4個
250mm4個
のセット200円

接続例

サンプルコード

ダウンロード

サンプルスケッチファイル

参考

Arduinoをはじめよう Massimo Banzi (著) 船田 巧 (翻訳)