LEDを点灯させる

解説

LEDを点灯させるには、LEDにどれぐらいの電流、電圧を流せばよいのか、そのためにはどのような回路を組めば良いのか。

点灯させるLEDのデータシートを見ます。
最大定格(Maximum Rating)の電流(IF)と、電気的特性(Electrical Characteristics)の順電流(IF)と順電圧(VF)を見ます。

最大定格の電流が 30[mA]
電気的特性の順電流が 20[mA]、順電圧が2.0[V]
のLEDを例に解説します。

「電気的特性」の意味は、「LEDに電気的特性の順電流を流したら、LEDの電圧が電気的特性の順電圧になる」という意味です。

mbedの3.3V出力とGNDの間に、LEDと抵抗を繋ぐことを考えます。



抵抗の値は、いくつにしたらよいか。

LEDの電気的特性(順電流20[mA]、順電圧2.0[V])から、抵抗として、電流20[mA]、電圧1.3[V](mbed出力3.3[V]-LED順電圧2[V])、流れるような抵抗にしたらよいことがわかります。

抵抗値 = 電圧 / 電流 = 1.3[V] / (20 * 10 ^ -3) = 65[Ω]
ということで、65[Ω]抵抗の抵抗を繋ぐとよさそうだということがわかります。

抵抗の入手のしやすさから、75[Ω]の抵抗を使用することにします。
mbedの3.3V出力とGNDの間に、LEDと75[Ω]抵抗を繋いで、どれぐらいの電流が流れるのか、テスターを用いて計測してみたところ、LEDには、16.0[mA]、1.93[v] ほどの電流が流れているようでした。

部品表

部品名 数量 商品名 参考価格
LED 1 赤色LED 3mm OSDR3133A 100個350円
75Ω抵抗器 1 カーボン抵抗(炭素皮膜抵抗) 1/6W 75Ω 100本100円
mbedボード 1 mbed NXP LPC1768 5,250円
ブレッドボード 2 EIC-801 250円
ジャンパーワイヤ 適量 ジャンパーコード(オス-オス)セット 100mm49個
150mm8個
200mm4個
250mm4個
のセット200円

接続例

参考

秋月電子通商 LED・抵抗の計算式