基本コマンド
解説
RN4020の基本コマンドについてまとめます。
エコー「+」
「+」を入力し、エンターキーを押します。
コマンドが正しく実行されると、画面に「Echo On」(もしくは「Echo Off」)と表示され、エコーが有効になります(もしくはエコーが無効になります)。
エコーを有効にすると、タイプした文字が画面に表示されるようになります。
(・TeraTermは、1文字タイプされるたびに、タイプされた文字をRN4020に送信します。
・RN4020は、エコーが有効なとき、受信した文字をそのまま送り返します。
・結果として、入力した文字がRM4020より送り返され、画面に表示されます。)
設定内容をダンプ表示「D」
「D」を入力し、エンターキーを押します。
コマンドが正しく実行されると、画面にRN4020の設定内容が表示されます。
再起動「R,1」
「R,1」を入力し、エンターキーを押します。
コマンドが正しく実行されると、RN4020は再起動し、画面に「Reboot」「CMD」と表示されます。
サポートサービスの表示「LS」
「LS」を入力し、エンターキーを押します。
コマンドが正しく実行されると、画面にRN4020がサポートするサーバサービスがリスト表示されます。
工場出荷時の規定値にリセット「SF」
「SF,1」(もしくは、「SF,2」)を入力し、エンターキーを押します。
「SF,1」の場合、設定値のほとんどが工場出荷時の既定値に戻りますが、デバイス名、デバイス情報、スクリプト、プライベート サービス等一部の設定はそのまま残ります。
「SF,2」の場合、、全てのパラメータが工場出荷時の既定値に戻ります。
コマンドが正しく実行されると、画面に「AOK」と表示されます。
サポート機能の設定「SR」
「SR,<hex32>」※を入力し、エンターキーを押します。
※<hex32>は、機能を示すビットパターン(32ビット値。16進数表現で8桁)です。
詳細は、「RN4020 Bluetooth® Low Energy モジュール ユーザガイド」の「SR」コマンドの説明を参照。
たとえば、自動アドバタイズ機能(0x20000000)と、不特定多数向けアドバタイズ機能(0x04000000)と、サーバオンリー機能(0x00002000)をサポートするようにするには、
「SR,24002000」を入力し、エンターキーを押します。
(0x20000000 + 0x04000000 + 0x00002000 = 0x24002000)
コマンドが正しく実行されると、画面に「AOK」と表示されます。
「D」コマンドの結果の「Features=」行で、サポートする機能の設定内容を確認できます。
参考
・RN4020 Bluetooth Low Energy モジュール ユーザガイド
・RN4020 Bluetooth Low Energy Module User’s Guide
・CLICK-BLE補足説明書