01. Laravelプロジェクトの作成

Laravelプロジェクトを作成します。

解説

プロジェクトの作成の流れは以下です。

  1. PHP をインストールする。
  2. Node.js をインストールする。
  3. 利用するデータベースに必要なソフトウェアをインストールする。
  4. Laravel プロジェクトを作成する。
  5. テスト用のWebサーバーで動作確認する。

前提

PHP のインストール

PHPをインストールしていない場合は、PHPをインストールします。

参考)
Raspberry Pi に PHP8 をインストールする

Node.jsのインストール

Node.js のLTS(Long-term Support)バージョンをインストールします。
※「apt install nodejs npm」でインストールされるNode.jsのバージョンは古い場合があり、「NodeSource Node.js Binary Distributions」に記載の方法で、Node.js のLTS(Long-term Support)バージョンをインストールします。

古いバージョンがインストールされている場合は、以下のコマンドを実行し、nodejsとnpmをアンインストールします。



以下のコマンドを実行し、nodejsとnpmのLTSバージョンをインストールします。

「SQLite3」と「PHP-SQLite3モジュール」のインストール

利用するデータベースに必要なソフトウェアをインストールします。今回は、SQLiteを利用するので、SQLiteに必要なソフトウェアをインストールします。

「SQLite3」と「PHP-SQLiete3モジュール」をインストールしていない場合は、以下のコマンドを実行し、「SQLite3」と「PHP-SQLiete3モジュール」をインストールします。

Laravel プロジェクトの作成

作成する Laravel プロジェクトの仕様

今回作成する Laravel プロジェクトの仕様は以下とします。

・プロジェクトを作成するディレクトリ
ユーザーディレクトリの下にプロジェクトを作成する。
・プロジェクト名
display-user-presence
・データベース
データベースは、「SQLite」を利用する

Laravel プロジェクトの作成

以下のコマンドを実行し、ユーザーディレクトリに移動します。



Laravel プロジェクトを作成するコマンドは以下です。



以下のコマンドを実行し、「display-user-presence」というプロジェクト名のLaravel プロジェクトを作成します。



プロジェクト作成が完了するまで、数分待ちます。

コマンドの実行の結果、ユーザーディレクトリの下に[プロジェクト名]のディレクトリが出来ます。
今回は、「display-user-presence」というディレクトリが出来ます。

プロジェクトディレクトリへ移動

以下のコマンドを実行し、プロジェクトディレクトリに移動します。

データベース設定

Laravel プロジェクト用の SQLiteファイルの作成

以下のコマンドを実行し、「database」ディレクトリ直下に、「db.sqlite」という空のsqliteファイルを作成します。

「.env」ファイルの編集

以下のコマンドを実行し、プロジェクトディレクトリ直下の「.env」ファイルを開きます。



以下を探します。



以下のように書き換えます。



解説)

・DB_CONNECTION
「sqlie」に書き換える
・DB_HOST
コメントアウトする
・DB_PORT
コメントアウトする
・DB_DATABASE
sqliteファイルのファイルパスに書き換える
・DB_USERNAME
コメントアウトする
・DB_PASSWORD
コメントアウトする

「ctrl + o」を押下し、ファイルを上書き保存します。
「ctrl + x」を押下し、ファイルを閉じます。

マイグレーション

以下のコマンドを実行し、マイグレーションを実行します。

動作確認

テスト用のWebサーバーの起動

以下のコマンドを実行し、テスト用のWebサーバーを起動します。

Webサーバーにアクセス

ブラウザで、以下のURLにアクセスします。
http://[テスト用のWebサーバーを起動したデバイスのIPアドレス]:8000



Laravelのデフォルトページが表示されます。

テスト用のWebサーバーの終了

動作を確認したら、「ctrl + c」を押下し、起動した開発用のWebサーバーを終了します。

関連ページ

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