Laravel プロジェクトを作成する

Raspberry Pi に Laravel プロジェクトを作成する方法を解説します。

解説

プロジェクトの作成の流れは以下です。

  1. PHP のインストール
  2. Node.js のインストール
  3. Laravel プロジェクトの作成
  4. テスト用のWebサーバーで動作確認

前提

PHP のインストール

PHPをインストールしていない場合は、PHPをインストールします。

参考)
Raspberry Pi に PHP8 をインストールする

Node.jsのインストール

Node.js のLTS(Long-term Support)バージョンをインストールします。
※「apt install nodejs npm」でインストールされるNode.jsのバージョンは古い場合があり、「NodeSource Node.js Binary Distributions」に記載の方法で、Node.js のLTS(Long-term Support)バージョンをインストールします。

古いバージョンがインストールされている場合は、以下のコマンドを実行し、nodejsとnpmをアンインストールします。



以下のコマンドを実行し、nodejsとnpmのLTSバージョンをインストールします。

Laravel プロジェクトの作成

作成する Laravel プロジェクトの仕様

今回作成する Laravel プロジェクトの仕様は以下とします。

・プロジェクトを作成するディレクトリ
ユーザーディレクトリの下にプロジェクトを作成する。
・プロジェクト名
hello-laravel

Laravel プロジェクトの作成

以下のコマンドを実行し、ユーザーディレクトリに移動します。



Laravel プロジェクトを作成するコマンドは以下です。



以下のコマンドを実行し、「hello-laravel」というプロジェクト名のLaravel プロジェクトを作成します。



プロジェクト作成が完了するまで、数分待ちます。

コマンドの実行の結果、ユーザーディレクトリの下に[プロジェクト名]のディレクトリが出来ます。
今回は、「hello-laravel」というディレクトリが出来ます。

プロジェクトディレクトリへ移動

以下のコマンドを実行し、プロジェクトディレクトリに移動します。

動作確認

テスト用のWebサーバーの起動

以下のコマンドを実行し、テスト用のWebサーバーを起動します。



コマンドオプション解説)

・--host 0.0.0.0
他のデバイスからアクセスできるようになります。すなわち、他のデバイスから、http://[テスト用のWebサーバーを起動したデバイスのIPアドレス]:8000 でアクセスできるようになります。

他のデバイスからアクセス

他のデバイスから、ブラウザで、以下のURLにアクセスしてみる。
http://[テスト用のWebサーバーを起動したデバイスのIPアドレス]:8000



Laravelのデフォルトページが表示されます。

テスト用のWebサーバーの終了

動作を確認したら、「ctrl + c」を押下し、起動した開発用のWebサーバーを終了します。

参考

作成されたプロジェクトのLaravelバージョンの確認

作成されたプロジェクトのLaravelバージョンを確認するには、プロジェクトディレクトリ直下で、以下のコマンドを実行します。



2022年8月現在、コマンドの結果は、「Laravel Framework 9.26.1」と表示されました。

参考ウェブサイト