初回起動と初期設定
解説
(「Raspberry Pi 1」を使用した、古い情報です。
     新しい情報は、「ホーム > フィジカルコンピューティング > Raspberry Pi 3 > 初回起動とRaspbianインストールと初期設定」にまとめています。)
    
    Raspberry Pi の、初回起動と初期設定についてまとめます。
ケーブル類の接続と起動
Raspberry Pi にケーブル類を接続します。
    
    Raspberry Pi には、電源スイッチはなく、電力が供給されると起動してしまうので、USB接続AC充電器の電源コンセントへの接続は、最後に行います。
    
    Raspbianインストール済みのSDカードを、Raspberry Pi のSDカードスロットに挿入し、
    Raspberry Pi とUSBキーボードを接続し、
    Raspberry Pi とモニタを接続し、
    Raspberry Pi とUSB接続AC充電器を接続します。
    
    
    最後に、USB接続AC充電器を電源コンセントに接続すると、Raspberry Piが起動します。
Raspi-config
Raspberry Pi が起動すると、モニタに、Raspbianの起動処理に関するメッセージが大量に表示されます。
    
    Raspbianの起動処理が終わると、初回起動時は、「Raspi-config」という画面が表示されます。
    
    
    2回目以降の起動時には、「Raspi-config」は表示されません。以下のコマンドで、「Raspi-config」を起動することができます。
ルートパーティションの拡張
まず、ルートパーティションの拡張を行います。
    
    SDカードへRaspbianのSDカードイメージファイルを書き込むことで、Raspbianインストール済みのSDカードを作成しましたが、ディスクのパーティションとしては、2GBほどのパーティションとなっていて、SDカードの残りの領域は、パーティション未定義となっています。
    ルートパーティションの拡張を行い、SDカードのすべての領域を使用できるようにします。
    
    「Raspi-config」メイン画面
    
    カーソルキーを用いて「expand_rootfs」を選択し、エンターキーを押します。
    
    次回リブート時に拡張が実施されるメッセージが表示されます。
    
    エンターキーを押します。
    
    「Raspi-config」メイン画面に戻ります。
キーボード種類の指定
続いて、キーボードの種類を指定します。
    
    キーボードの種類として、日本語109キーボードを指定します。
    
    「Raspi-config」メイン画面
    
    カーソルキーを用いて「configure_keyboard」を選択し、エンターキーを押します。
    
    
    カーソルキーを用いて「Generic 105-key (Intl) PC」を選択し、エンターキーを押します。
    
    
    カーソルキーを用いて「Other」を選択し、エンターキーを押します。
    
    
    カーソルキーを用いて「Japanese」を選択し、エンターキーを押します。
    
    
    カーソルキーを用いて「Japanese - Japanese (OADG 109A)」を選択し、エンターキーを押します。
    
    
    カーソルキーを用いて「The default for the keyboard layout」を選択し、エンターキーを押します。
    
    
    カーソルキーを用いて「No compose key」を選択し、エンターキーを押します。
    
    
    カーソルキーを用いて「No」を選択し、エンターキーを押します。
    
    「Raspi-config」メイン画面に戻ります。
SSHサーバーの有効化
続いて、SSHサーバーを有効にします。
    
    SSHサーバーを有効にすることで、パソコンのターミナルソフトから LAN経由で、Raspbian Pi にアクセスできるようになります。
    
「Raspi-config」メイン画面
    
    カーソルキーを用いて「ssh」を選択し、エンターキーを押します。
    
    「SSH サーバーを有効にするか無効にするか」を指定する画面
    
    カーソルキーを用いて「Enable」を選択し、エンターキーを押します。
    
    SSHサーバーは有効になりました。
    
    エンターキーを押します。
    
    「Raspi-config」メイン画面に戻ります。
リブート
最後に、「Raspi-config」を終了し、リブートします。
    
「Raspi-config」メイン画面
    
    カーソルキーを用いて「Finish」を選択し、エンターキーを押します。
    
    「今すぐリブートするか」を指定する画面
    
カーソルキーを用いて「Finish」を選択し、エンターキーを押します。
    
    Raspberry Piがリブートします。
ログイン
リブート後、ログインプロンプトが表示されたら、
    ユーザー名:pi
    パスワード:raspberry
    でログインします。
関連ページ
前項目:Linuxインストール済みSDカードの作成
    
    次項目:固定IPアドレスの設定

