05.再生コントローラーを非表示にできるようにする

    
    再生位置の表示や変更を可能とする「再生コントローラー」を非表示にできるようにします。
解説
画面をタップすることで、「動画再生用のビューに対して、オーバーレイ表示している、再生コントローラービュー」を非表示になるようにします。
    
    本項で実施している内容は、以下です。
- 動画再生用のビューに対してオーバーレイ表示している「再生コントローラービュー」にid名を付与します。
 - 「再生コントローラービュー」を取得する処理を追加します。
 - アクティビティをタッチしたときの処理として、「再生コントローラービュー」を、表示/非表示する処理を追加します。
 
実装
プロジェクトを開く
「04.再生位置を変更できるようにする」で作成したプロジェクトを開きます。
メインアクティビティのレイアウトの編集
動画再生用のビューに対してオーバーレイ表示している「再生コントローラービュー」にid名を付与します。
    
    メインアクティビティのレイアウトの、再生位置の表示や変更を可能とする「再生コントローラー」の親要素にid名「viewgropu_playercontroller」を付与します。
    
    「Project」ペインの「app > res > layout > activity_main.xml」を開きます。
    
    activity_main.xml 全体としては、以下のようにします。
    
メインアクティビティクラスの編集(ビューの取得)
「再生コントローラービュー」を取得する処理を追加します。
    
    メインアクティビティクラスの、メンバー変数として、以下を追加します。
- 再生位置の表示や変更を可能とする「再生コントローラー」の親要素のオブジェクト
 
メインアクティビティクラスの、onCreate関数に、再生位置の表示や変更を可能とする「再生コントローラー」の親要素を取得する処理を追加します。
    「Project」ペインの「app > java > ドメイン.アプリ名 > MainActivity」を開きます。
    
メインアクティビティクラス全体としては、以下のようにします。
    
    
    「Cannot resolve symbol」エラーは、「Alt + Enter」で、必要なクラスをimportします。
メインアクティビティクラスの編集(画面タッチ処理)
アクティビティをタッチしたときの処理として、「再生コントローラービュー」を、表示/非表示する処理を追加します。
    
    メインアクティビティクラスに、以下のコードを追加します。
- 「タッチした時」に呼ばれる関数である onTouchEvent 関数を追加します。
 - タッチダウン時の処理として、再生コントローラーの親要素が、「表示されていれば、非表示にし、表示されていなければ、表示にする」処理を記述します。
 
メインアクティビティクラス全体としては、以下のようにします。
    
    
    「Cannot resolve symbol」エラーは、「Alt + Enter」で、必要なクラスをimportします。
実行
Android端末にて、動作確認。
アプリを起動すると、動画が再生、表示されます。
    
    画面下部に、再生位置テキスト、再生位置バーが表示されます。
    
    
    画面をタップすると、再生位置テキスト、再生位置バーが非表示になります。再度画面をタップすると、再表示されます。
ダウンロード
関連ページ
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