「NVIDIA DGX Spark 公式」の方法によるシステムリカバリー

解説

DGX Spark のシステムリカバリーの方法、言い換えると、DGX Spark のOSを再インストールする方法、さらに言い換えると、DGX Spark を工場出荷時の状態にリセットする方法、についてまとめます。

ここでは、「NVIDIA DGX Spark 公式」の方法によるシステムリカバリーの方法について、まとめます。
(「MSI EdgeXpert 公式」の方法によるシステムリカバリーについては、「「MSI EdgeXpert 公式」の方法によるシステムリカバリー」にあります。)

システムリカバリを行うと、DGX Sparkの内臓SSDのすべてのデータが消去され、リセットされることに注意してください。

必要なもの、必要なこと

DGX Spark のシステムリカバリーを行うには、以下が必要です。

必要なもの 備考 参考商品 参考価格
16GB以上の容量のUSBフラッシュメモリ システムリカバリーに際して、OSイメージを含むブータブルUSBフラッシュメモリを作成します。 KIOXIA(キオクシア) USBフラッシュメモリ 32GB
USB-A to C 変換アダプタ DGX Spark には、USB端子として、USB-C の端子が、4つあります。コネクタ形状が「USB Type-A」のUSBフラッシュメモリを使用する際に必要です。 変換アダプタUSB→タイプC カラーアソート 110円
Windows PC OSイメージを含むUSBフラッシュメモリを作成する際に、Windows PCを使用します。 - -
インターネット接続環境 リカバリーイメージファイルをダウンロードする際に必要です。 - -
DGX Spark リカバリー対象のDGX Spark。 MSI EdgeXpert (1TBモデル) 547,800円
USB接続キーボード - - -
USB接続マウス - - -
USB-A to C 変換アダプタ DGX Spark には、USB端子として、USB-C の端子が、4つあります。USB-A接続キーボード/マウスを使用する際に必要です。
USB-A to C 変換アダプタ 2個、もしくは、USB-Cハブ、を用意します。
変換アダプタUSB→タイプC カラーアソート 110円
モニタ - - -
モニタケーブル DGX Spark には、モニタ出力端子として、HDMI端子があります。使用するモニタにあわせて、モニタケーブルを用意します。 - -

リカバリーメディアファイルのダウンロードと解凍

リカバリーメディアファイルを、DGX Spark の製造元であるNVIDIA社の DGX Spark のユーザーガイドの「System Recovery」の手順の説明のページからダウンロードします。

System Recovery — DGX Spark User Guide

たとえば、2026年1月時点では、「dgx-spark-recovery-image-1.105.17.tar.gz」をダウンロードします。
「dgx-spark-recovery-image-1.105.17.tar.gz」のファイルサイズは、5.43 GB ほどです。

ダウンロードしたファイルは解凍します。
例えば、「dgx-spark-recovery-image-1.105.17.tar.gz」を解凍すると、
・usb.customer.tar
というファイルができます。「usb.customer.tar」を解凍すると、
・usbimg.customer
というフォルダができます。フォルダ内には、「Scripts」フォルダ、「usb」フォルダ、「CreateUSBKey.cmd」ファイル等があります。

リカバリーUSBフラッシュメモリの作成

以下の手順を実行し、OSイメージを含むブータブルUSBフラッシュメモリの作成します。

用意したUSBフラッシュメモリを、Windows PCに接続します。

コマンドプロンプトを起動し、「usbimg.customer」フォルダに移動し、「CreateUSBKey.cmd」を実行します。



管理者モードでPowerShellが起動し、リカバリーUSBフラッシュメモリの作成のスクリプトが進行します。



対象のUSBフラッシュメモリが選択されている(緑色字になっている)ことを確認し、「Enter」キーを押します。



対象のUSBフラッシュメモリをフォーマットしてよいかの質問に、「Y」を入力し、「Enter」キーを押します。



しばらく待ちます。



「USB Key Created successfully!」と表示されたら、リカバリーUSBフラッシュメモリの作成の完了です。

何かキーを押すと、リカバリーUSBフラッシュメモリの作成のスクリプトは終了し、管理者モードのPowerShellは閉じられます。

USBフラッシュメモリを、Windows PCから取り外します。

ブータブルUSBフラッシュメモリからDGX Sparkを起動

DGX Sparkが起動中の場合は、シャッドダウンします。

作成したOSイメージを含むブータブルUSBフラッシュメモリを、DGX Sparkに接続します。

DGX Sparkの電源ボタンを押下し、起動時に、「DEL」キーを押して、BIOSメニューに入ります。

(DGX Spark のユーザーガイドの「System Recovery」の手順の説明のページには、「UEFIのデフォルトを復元」と「セキュアブートを有効化」の手順の説明がありますが、自身ではUEFIの設定を変更していないため、「UEFIのデフォルトを復元」と「セキュアブートを有効化」の手順はスキップしました。)

「Save & Exit」タブの画面の「Boot Override」の「UEFI: USB Hard Drive Partition 1」を選択し、「Enter」キーを押します。


(本画像は、「EdgeXpert DGX OS Installation Guide_251121.pdf」より引用しました)

「Welcome」画面が表示されます。

(本画像は、「DGX Spark のユーザーガイドの「System Recovery」の手順の説明のページ」より引用しました)
「Enter」キーを押します。

「Warning」画面が表示されます。

(本画像は、「DGX Spark のユーザーガイドの「System Recovery」の手順の説明のページ」より引用しました)
「→」キーを押し、「START RECOVERY」を選択し、「Enter」キーを押します。

「リカバリープロセスの進行状況」が画面に表示されます。

(本画像は、「DGX Spark のユーザーガイドの「System Recovery」の手順の説明のページ」より引用しました)
しばらく待ちます。

リカバリーが完了すると、「Recovery command completed」と表示されます。

(本画像は、「DGX Spark のユーザーガイドの「System Recovery」の手順の説明のページ」より引用しました)
「Enter」キーを押します。

「RESTART」画面が表示されます。

(本画像は、「DGX Spark のユーザーガイドの「System Recovery」の手順の説明のページ」より引用しました)
DGX Spark のシステムがリカバリーされました。
「Enter」キーを押すと、DGX Sparkは再起動し、初回起動します。

初回起動と初期設定

初回起動と初期設定」に従い、初回起動と初期設定を行います。

ホスト名について

システムリカバリー後、ホスト名は、「spark-英数4文字」の書式で、英数4文字の部分は、ネットワークカードのMACアドレスの最後の4文字から取った名前になりました。
ネットワークカードのMACアドレスは、システムリカバリー前後で変わりませんので、システムリカバリー前のホスト名が「spark-英数4文字」の書式の名前だった場合は、システムリカバリー後のホスト名は、システムリカバリー前と同じになります。

参考ウェブサイト

WEBサイト コメント
System Recovery — DGX Spark User Guide DGX Spark の製造元であるNVIDIA社の DGX Spark のユーザーガイドの「System Recovery」の手順の説明のページ。